呼吸が浅いと病気になりやすい

浅い呼吸は疲れやすい

呼吸浅くなっていませんか?

呼吸は肺そのものが直接空気を出し入れするのではなく、肺を収容している胸郭(きょうかく)という胸をとり囲んでいる骨格の容積の変化によって、肺が伸ばされたり、縮んだりします。

胸郭の容積を変化させるのは、胸郭の拡大と収縮を行う筋肉、いわゆる呼吸筋と、横隔膜です。呼吸は使われている部位によって2パターンあり、呼吸筋が主に使われていれば胸式呼吸、横隔膜まで動けば腹式呼吸となります。

呼吸の仕組みは、息を吸うときは呼吸筋と横隔膜が収縮することで胸郭が拡大し胸膜腔内の圧が低下して肺が拡張して空気が肺に入ります。

息を吐くときは呼吸筋と横隔膜が緩み胸郭が収縮し胸膜腔内の圧が上昇することで肺がしぼみ空気が押し出されます。

安静時の1回あたりの呼吸の量は500mlのペットボトルくらいです。しかし500mlのうち150mlは空気交換に関与しない気道にとどまったままの空気がありますので、通常は1回あたり500mlから150mlを引き、肺による空気の交換は350mlです。

しかし浅い呼吸の場合は1回あたりの呼吸量も減りますので、それをを300mlとすると300mlから空気交換に関与しない150mlを引きますので1回あたり空気の交換に使える空気の量は150mlです。そうすると生命の維持に必要な空気を得るために呼吸の回数を増やしますので浅くて早い呼吸となります。

これは普通の呼吸で1分間あたり16回で済む呼吸回数が倍近くまで増えてしまうということです。これを1日あたりの換算にしますと3万回近い差が出てきてしまうのです。このようなことからも浅い呼吸は疲れやすいという意味がなんとなくつかめるのではないでしょうか。

また、呼吸をすることで得られる酸素は、肺から心臓に送られ全身の血流に乗り細胞に運搬されています。細胞の中のミトコンドリアは体に取り込まれた栄養(糖、タンパク質、脂肪)を、酸素と酵素を使いエネルギーに変えます。この細胞の中で行われている呼吸によって生命が維持されるのです。

なので必要な栄養を取り深い呼吸をすることは生命の維持に対する効率が最も良いとされる状態です。しかし酸素の供給量が不十分だと、エネルギーも不足してしまいます。エネルギーが足りていないと疲労物質の乳酸が燃焼されずに蓄積されていくので疲れがたまり疲労感を感じるというわけです。

また乳酸が蓄積されるだけでなく、肥満やメタボリックシンドローム、動脈硬化、心臓病、脳卒中、糖尿病、痛風、高血圧の原因となる脂肪も燃焼されず様々な病気を引き起こしてしまいます。

深呼吸で痩せやすい体づくり

先程述べたように浅い呼吸はエネルギーの不足を起こし、疲れやすく、太りやすい燃費の悪い体を作り病気になりやすくなります。

そのほかに臓器の中でも特に脳は他の臓器と比べ10倍もの酸素を必要とします。なので呼吸が浅く脳に十分な酸素が行き渡らないと頭がぼんやりし、集中力が続かない、やる気が起きない、常にだるさを感じる、眠気が取れない、不安になりやすい、イライラしてしまう、焦りやすい、雑念が多いなどといった事が起こります。その場合はゆっくりとした深呼吸をする事で徐々に血中の酸素濃度が上がって、脳の働きも活発になります。

美容面でも、白髪や抜け毛は毛根の酸欠による血流不足、肌細胞の代謝が落ちターンオーバーの低下によりシミやシワにもつながりますので、最近増えたなぁと気にされる方は、自分の呼吸をチェックしてみて下さいね。

体に関する事でも、肩こりや猫背、姿勢が悪い人、むくんでいる人は呼吸が浅いです。そして腰痛の人も呼吸による腹圧が弱く体幹が弱いため呼吸を改善された方が腰痛改善につながります。

ゆっくりと深い呼吸を意識して呼吸の効率を上げる事は、いつでもどこでもやろうと思った時にできる、お手軽だけど幅広いメリットの得られる美容と健康の第一歩です。そのほかにも加齢とともに徐々に低下する副交感神経のスイッチも入れることができるので、色々気になることのある方は積極的に行ってみて下さい。

胸郭ダイエット

当院では、体の緊張を解き、深い呼吸がしやすいようにメンテナンスする胸郭周りをデトックスすることに特化した胸郭ダイエットメニューがあります。

このメニューでは痩せやすい体質づくりと、いわゆるおばさんの背中や二の腕のもたつき、肩こりや首こり、呼吸が浅いことで起こる精神的な症状の緩和に役立ちます。

呼吸効率を上げて、ミトコンドリア君をサポートし燃費の良い痩せやすい体を維持しましょう!

呼吸, 深呼吸

Posted by tiara